2002.11.23
小林健二トーク
「創造すること
 〜その姿勢と背景 」
学生会レポート
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2002.8.24/25
小林健二
ワークショップ
「鉱石ラジオを作ろう」
レポート1
レポート2
 
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小林健二トーク
「創造すること 〜その姿勢と背景」
会場:福岡市美術館・教養講座室
2002.11.23(土)
 
talk report - part.1
2000年福岡で、小林健二さんの作品や講演を通じて出会い、その出来事によって、それぞれの大切な何かに気付いた事をきっかけとし、そんな想いや感動を発見、共有できる場を創造する事を目的として、今回けやき通り学生会が立ち上がった事。
そして、その想いを快く受け入れて下さった小林さんに、また、この講演を開催するにあたって支えて下さった方々、会場に集まって下さった方々に感謝を込めた挨拶から始まりました。(けやき通り学生会挨拶より)
本会では、小林さんの10代や20代の頃どのような暮らしをしてきたのか、その当時の体験が現在の創造活動にいかに深く繋がっているのかという事を中心とし、また、作品制作にあたって、工具や画材などの材料をどのような場所で、どのようにして手に入れ、製作をしてきたのか等、多くの貴重な資料やスライド等を交えて語って頂きました。
18、19才の時に友人達とアトリエをシェアし、その中で自分の内面にあるものを作品というかたちに表現するために、画材店店員や溶接、溶断などの多くのアルバイトを経験し、技術を得ては、その合間に本を読み、20歳前後いかに充実した生活を送っていたのか。その時代や環境にあわせるのではなく、自分が何をしたいのか、何を伝えたいのか、求める姿勢こそが大切であること、そんな小林さんの生き方や言葉は、会場に訪れた人々の心に多くのメッセージを伝えてくれるものでありました。
カンナやハンマー、クランプ等の小林さん自作の工具や、子供の頃から愛用の工具。当時の絵具やキャンバスを制作する際に愛用しているハケ等の画材、溶接・溶断の際使用する吹管等多くのの貴重な資料も展示、紹介しながらの講演となりました。
また、当時から熟読していた「油彩画の技術」や「油彩画科学」、大正、明治時代の電気や工作関係の本。「絵乃具の製造法」という国会図書館のコピーを製本したもの。制作の際のエスキース帳やその他「空気の発見」「星の王子さま」など数々の愛読書も展示、紹介をしてくださいました。
これらの工具や書籍はすべて小林さんの手によって大切に使いこまれ、どれも他ではかえることの出来ない輝きをおびていました。
※これらの工具や本などの貴重な資料は、小林健二展 「TINY NIGHT」開催期間中の12月15日(日)まで、福岡市中央区赤坂にある「画廊香月」において手にとって見ることが出来ます。
小林さんの懸命なメッセージと共に、時に笑いも交えて展開された今回のトークでは、会場に集まってくださった多くの方々も、小林さんから発せられる言葉のひとつひとつに真剣に耳を傾けていました。トーク終了後には参加者から小林さんへの質問の時間か設けられ、そのやりとりの中でまた大切なつながりや考えうまれるものとなりました。この事は参加者の方々の心にそれぞれ想い、それぞれの気付く事のできる何かが発見出来たのではないでしょうか。 
会が終了しても尚、多くの人々が小林さんと紹介された工具や書籍のもとへ集まり、小林さんにさまざまな質問を投げかけたり、会場に展示した、大切に使い込まれた愛用の工具や、書籍に実際に触れその感触を確かめていました。
会場 に訪れた方々、また会に関わり支えて下さった方々にとって、今回の出来事が自分と向き合い、何か発見できるきかっけになることが出来たのではないかと信じ、願っております。
またそのことで、いつの日にか、それぞれの思いや考えを互いに交歓、共有できることができたのならとても幸せなことであると思っております。
※小林健二トークの内容は、
 今後数回に分けて詳しく掲載していく予定です。