Gallery MORYTA

小林健二 展 - 夢記 ゆめのしるし 自作LENZによる -

Kenji Kobayashi Exhibition

2005年7月16日(土) - 8月10日(水)
小林健二 展 - 夢記 ゆめのしるし 自作LENZによる -

子供の頃,柄のところなどが折れたメガネから、レンズを丁寧にはずして、大事なお守りのようにしていたことがありました。そのようにして手に入れた厚みのある大きなものや薄い小さなもの、なかには淡いムラサキ色のものなどもあって、ときどきそれらを触れているだけでしあわせだったのです。近頃思い出のたわい無く見えるレンズたちで写真を撮れるだろうかと思ったことがあり、いろいろとそれらを組み合わせたりしながら撮影してみました。そのうちいくつかは像を結び、やわらかな風景を見せてくれました。それらが何処か忘れていた夢の中の記憶のような気持ちがして「ゆめのしるし」と名づけてみたのです。

小林健二


「Inner scapes」(2000年)、「TINY NIGHTS」(2002年)、「薄荷の学説」(2003年)と画廊香月では、今まで様々な角度から小林健二展を開催してきました。そして今回、4度目の個展『夢記』を開催しました。 小林氏としても初めての発表になる写真展です。


小林氏自作のレンズで自ら撮影された作品は神秘的で美しく、澄んだ空気が流れています。画面はかぎりなく透明で、色彩の鮮やかさと、ぼんやりとした空気感との混在がどこか懐かしさを思い起こさせるようです。小林氏の目線から写し出された風景の中で、1人1人がそれぞれの感性で作品の前に立ち、感じる心を見つめていただきたいと思っております。その魅力に触れることが、自分自身の気付かなかった世界を見せてくれるきっかけになることでしょう。


画廊香月では、そのように心に触れる作品を、皆様に紹介させていただくことが、なによりの喜びです。