Gallery MORYTA

安元亮祐 展 - 静けさの中 -

Ryosuke Yasumoto Exhibition

2003年5月 5日(月) - 6月 1日(日)
安元亮祐 展 - 静けさの中 -

時間が時を忘れたかのような空間


私は空虚の中に入り込み、虚空を眺める


真昼の月、
静けさの漂う館、
グレーの壁、
茫々と荒れ果てた道


遥か彼方に遠ざかってしまったはずの原風景


呼び覚まされた記憶は、
怠惰な喧噪と習慣から自らを解き放つ


画廊香月オープニング作家である安元亮祐展。約2年ぶり、そして11回目のexhibition。

 
  「絵は考え込むのではなく、無心に取り組むもの。」そんな一貫としたスタイルで心の回路を通過した心象風景を描き続ける安元亮祐の2003年度の新作展です。グレーを基調とした哀愁を帯びた色調で、繊細で深みのある画面が、見る人の心に詩情を漂わせます。

 
  ピエロやサ-カス、言ってみれば 作家自身の夢、虚構の迷宮があらわれてきます。描かれる対象は月や太陽、そして宮殿のような館、そして馬や樹木。「自分というのが分からない。自分が何を考え、どんなことに興味を持って 。どこに行こうとしているのか.....」そうした揺れる心の ありようをサーカスに託しているのかも知れません。
 

 「絵は自分の分身なのだから、絵は自分の魂なのだから、魂は地球より重いのだから」、安元亮祐の絵には動きがある、そして魂があると言われます。訪れたことも、見たこともない街角なのに、なぜかしらなつかしい記憶が呼び覚まされます。静寂でしんとしながら、どこかしら温かい魅力をたたえた神秘な世界です。


■ Opening 5月10日(土)pm4:00~ 「安元亮祐を囲んで」