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李 禹煥

リ・ウーファン Lee U-Fan


李 禹煥(リ・ウーファン、Lee U-Fan、이우환、1936年 - )は大韓民国慶尚南道に生まれ、日本を拠点に世界的に活動している美術家。日本の現代美術の大きな動向である「もの派」を理論的に主導したことで有名である。日本の現代美術のながれに大きな影響をあたえた。また、「もの派」をヨーロッパに積極的に知らせる役割もになってきた。


60年代末にあらわれた「もの派」と呼ばれる若いアーティストの中で中心的な役割をにない、日本の現代美術のながれに大きな影響をあたえたことで知られています。また、「もの派」をヨーロッパに積極的に知らせる役割もになってきました。李禹煥の芸術は、「作る」ことにおいて最小限でありながら、最大限の交感をもたらす余白の芸術である。作品の主体性をとりはらい、作者による導きからできるだけ解き放ち、また西洋や東洋といった境界をこえた立場で現代が抱える問題に制作を通して鋭い批判の眼差しを向けている。直島に安藤忠雄とのコラボレーションによる李禹煥美術館が開館した。


• 1956年、ソウル大学校美術大学を中退後、来日。
• 1961年、日本大学文理学部哲学科を卒業。
• 1969年、「事物から存在へ」が美術出版社・芸術評論募集に入賞。
• 1971年、評論集『出会いを求めて』(田畑書店)を出版、国内外の美術界に影響を与える。
• 1997年 国立エコール・デ・ボザール招聘教授
• 2010年、香川県直島町に初の個人美術館である李禹煥美術館が開館。
個展および国際展への出品多数。代表作は「点より」「線より」シリーズ。


受賞歴
• 1977年、第13回現代日本美術展 東京国立近代美術鑑賞
• 1979年、第11回東京国際版画ビエンナーレ 京都国立近代美術館賞
• 1979年、第1回ヘンリー・ムーア大賞展 優秀賞
• 1994年、日本文化デザイン賞
• 2001年、湖巌賞 芸術部門賞
• 2001年、世界文化賞 絵画部門賞
• 2002年、上海ビエンナーレ ユネスコ賞
• 2006年、第47回毎日芸術賞


叙勲歴
• 1990年、韓国文化省より 文化勲章花冠
• 1991年、フランス文化省より 芸術文化勲章シュヴァリエ
• 2002年、紫綬褒章
• 2007年、フランス政府より レジオンドヌール勲章
• 2009年、旭日小綬章


著書
• 『出会いを求めて—現代美術の始源』 美術出版社、2000年。ISBN 4568201632
• 『余白の芸術』 みすず書房、2000年。ISBN 4622044234
• 『時の震え』 みすず書房、2004年。ISBN 4622071177


画集
• 『LEE U FAN』(1986年 美術出版社)
• 『LEE UFAN』(1993年 都市出版)
• 『李禹煥全版画 1970-1998』(1998年 中央公論美術出版)